心象風景とも言える空を中心に切り取られた景色。アラーキーを彷彿とさせつつ、コピーではない次世代のオルタナティブが潜んだ本作には、写真の持つわからなさ（unknown)が垣間見える。 ドラスティックに、時に静かに、恐ろしいほどニュートラルに撮影された瞬間の数々。一見何気なく見えるスナップも、東海林のドライな視点によって鋭さを増している。 _________________________________________________________ 東海林広太： “unknown” softcover, 36p, 2019 publisher : Kota-Shouji Limited Edition of 100 copies